可愛いくなりたい病。
可愛くなりたい。
きっと女の人なら誰しも思うことなのかな。
自分に自信が持てない。
自分を好きになれない。
それは中身もだけど、外見が一番嫌い。
小さい頃から、妹に可愛くないって言われてた。目小さくない?顎なくない?地味じゃない?そうだね、ブサイクだよ。
親戚には美人って言われてた。
周りに可愛いと言われた。
そんなわけないじゃん。お世話かな。
可愛くないと言われようが、可愛いねと言われようが、どっちも嬉しくない。
どっちだっていい。構わない。
だって、私は本当に可愛くないんだもん。
自分が一番自分の顔が嫌いだ。
コンプレックス?
そういうのとは桁が違う。
いつも鏡をチェックした。
変じゃないかな?ましかな?大丈夫かな?
でも、見れば見るほど分からなくなる。
だから、他人の評価を気にするのだろう。
私のお付き合いしてる人はみんな私が可愛くなろうとするのを嫌がるか、
もしくは、過剰なくらいに完璧にしたがる。
スタイルのチェックが厳しい元彼が居た。
私は、いつも上、中、下で評価される。
最初はだいたい中の上。
顔も、スタイルも。
細かい。もっとウエストはひきしめてとか。
痩せたら痩せたで、胸減ったかとか、お尻減ったからヒップアップがどうとか。
顔はお化粧が地味だから地味顔だとか。
あかぬけないだとか。
上が取りたくて頑張る。
ダイエット、お化粧、美容。
たぶんこれは、意地だ。勝負だ。
何のために戦っているの?
わからない。
何のために可愛くなりたいの?
この元彼のためじゃない。
誰に認めてもらいたいの?
私じゃない誰か?世間?
分からない。分からないし何してるかも、もう分からない。
可愛くならなきゃいけないんだ。
なんで?どうして?
理由なんてないよ。ただなりたいんだ。
彼は私に何個もだめ出しをして、その自分のだめなとこをどうにかする。
別に従うわけでなく、自分に負けたくないだけ。
コンプレックスに負けたくない、抜け出したいだけだった。
ひーくんに結果、彼が得して満足してると言われて、そうだったのか…負けてたのかと、愕然としたけれど。。
でも、従順だったわけじゃないんだ。
こうしてってことに全て従っていたわけじゃないし、クリアさせないものもあった。
ただ、自分が思う完璧な自分を、自分のために目指した。
他の人、全員に、誰からみても完璧に見えるようになりたかった。
そんなのなれるわけないのに。
コンプレックスから抜け出したかった。
苦しくて自分から抜け出したかった。
この元彼の好みになりたかったわけでもないし、従順じゃないから、反抗しかしないし、
容姿に文句言われる度に喧嘩した。
私に好きという感情が欠落していたから、私のせいもあったと思う。
欠落とは違うか。ひーくんを忘れられない。
ひーくんを好きなまま。
誰と居ても変わってはくれない。
どうやっても、前に進めない。
あの頃から、私の時間は止まったまま。
そうしているうちに、彼に結婚したいと言われたが、私はひーくんが好きだったし、ひーくんのことを忘れることができないから、誰とも結婚する気はないとずっと思っていた。そして彼にも私は自分自身、誰とも結婚する気がないことを伝えていた。それでも、何回も言われた。
しかし結局そんだけ結婚したいと言っていた彼は、女の人を私しか知らなかったため、私にバレバレな嘘をついて、風俗へ行った。「おまえと結婚するから、その前にと思った。人生で経験人数が一人だけなのは嫌だった。」
そうか。と思った。男の人はそういうもんだよね。って。
そして言うわけだ。「全然良くなかった。もうおまえだけでいいわ。もう気が済んだから他の人とはしない。再確認できた。」ん?何言ってんのこの人は。よかったとかよくなかったとか、知らんよ!笑。そんな再確認の仕方してんじゃないよ!信じられない。となりました。もちろん、私は風俗も浮気と思うし、そうあらかじめ伝えていたから、別れた。
彼に感謝することと言えば、お化粧がうまくなったことと、自分磨きの大切さを改めて再認識したことかな。もっと美容にストイックにはなったけれど、自分磨きや美容は趣味だから、苦しいだけではないのも事実なんだ。
現に美容は、今楽しい時の方が多い。
可愛くなったかは別として。
なんだろう。筋トレの楽しさに似ているのかな。あくまで自己満だけれど。
少しでもマシには見えるようになりたいという気持ちもあるし。
逆パターンもあった。
私を太らす。
後に知ったが、これはフィーダーというDVだったらしい。
私を可愛くさせないため、他の男の人が寄ってきたり、好かれないために、必要に食べさせてくる。
食べないと怒る。私は少食な方だから吐く。
食材さんごめんなさい。でも無理なものは無理。尋常じゃない量だった。コンビニの袋が3袋。どちらもぱんぱんになる程の食料が、毎回目の前に置かれる。YouTuberが、大食い動画でも始めようというのかくらいの。ケーキ、プリンなどの甘いものや菓子パン、お菓子に、カロリー高そうなものだらけ。食べないとキレる。腕やお腹を強く押されたり。怖いほどの罵声を浴びせられる。なんだここは地獄か…?嫌だったが逃げ出せない理由があり、しばらくその状態が続いた。これ以上、可愛くならないで。そう言って泣くんだ。どうして?ねえ。どうしてよ。
太った。そして、またダイエット。
どうしてかな。
どっちのパターンも、私のこのコンプレックスによる欲求が、満たされるなんてことはなかった。
可愛くなれと言われても、可愛くなくていいと言われても。
何か納得しない。自分を納得させられない。
結局、変わらない。
やっぱり可愛くなりたいと願う。
好きって感情がなかったからなのかな。
努力して誰かを好きになろうとしても。
心がひーくんを忘れてくれない。
忘れなきゃいけないのに。
忘れなきゃいけないって思うほど、より強くひーくんが好きなんだと分かってしまう。
誰も受け付けなくなってしまう。
男性恐怖がある自分が唯一本当に好きになった男の人が、ひーくんだったから。
やっぱり、私はひーくんには可愛いと思われたい。
だから毎日努力はしてるつもりだけれど…。
誰かのために可愛くなりたいと思ったのも、
誰かの好みになりたいと思ったのも、
ひーくんが初めてだ。
常に自分自身との戦いだったから。
ひーくんに可愛いと言われると、
どこか満たされる。
好きな人に可愛いよとか認められると、
満たされるんだなって知った。
でも、やっぱりどこかで本当かな?
私で大丈夫かな?
私なんかでいいのかな?と思う自分がいる。
ひーくんにずっと愛される自分でいたい。
大好きなひーくんにずっと好きで居て欲しい。
もう離れたくない。
でも、自分を認めることが出来ない。
ジレンマ。
可愛くなりたい。。
私、病んでるの?笑。
ひーくんが勘違いさんを発動したから、ちゃんと書いておく。
また、後で読んだ時に、誤解されたくないから。
私が自分から、こんなに必死に尽くしたいって思うのも、全てを捧げているのも、こんなに従順なのも、ひーくんにだけだから。
今も昔も、私はひーくんだけに従順です。
それだけは、分かって欲しいです。
なー。