恋しい。

恋しいという言葉がある。

聞き馴染みのある、よく使われる言葉だけれど、少し考えてみた。

恋しいとは。

『離れている人や場所、また事物などに強く心を引かれるさま。』

『そのものが身近にはなく(その人のそばには居られず)、どうしようもなく慕わしくてせつないほどだ。』らしい。

私は、小さい頃から、ひとつの言葉が気になると、その言葉について深く調べたり、その言葉を、自分に関わらせると、どうなるかを考えたりする。

最近の私にぴったりな言葉だと思う。

いや、最近か?

そもそも、何年?いつから?

ずっと離れていたから。

ずっと会いたかった。

ひーくんへの想いを、ずっと募らせながら、こじらせながら、これまで生きてきた。

最近は、もうすぐ会えると思うと、嬉しい反面、恋しい気持ちからか、切なく、また寂しくなる。

もっともっと一緒に居たくなる。

これは、ずっと我慢していた反動なのかもしれない。

だから、寂しがりな私に、ひーくんが優しくしてくれて、あと少しだけと、もっと一緒にいようとしてくれたり、寂しくないかと聞いてくれたりすると、泣きそうになる。

なんで、泣きそうになるのか、自分でも分からなかったけれど、

きっと、これが恋しいということなんだと思った。

ずっと会いたかったんだよ。

ずっと一緒に居たかったんだよ。

もっと近くに居たいよ。

色んな感情が無限に湧いてきて、切なくなる。

会える日まで、あと少し。

 

              なー。