12月に二人で暮らし始めてから3カ月ほど経った今。今週のお題「引っ越し」

今週のお題「引っ越し」

 

 

 昨年の12月に、二人で暮らし始めた。

 最初は何もなかった。

 家電製品は一緒に選ぼうと約束していたから、先に運んだものといえば、ほとんどゴミみたいなものばかりだった。こうしてみると、断捨離が少しはできて良かったように思える。

 洗濯機、冷蔵庫は、それなりに良いものを選んで良かったと思う。初期コストがかかっても、その分、それからの生活が楽になる。

 あとは、そこそこ収納スペースを、もう少し考えておいたほうが良かったかなと感じる。僕は、あまり収納に関して興味を持っていないらしい。

 転居届などは、役所でそこまで時間がかからなかったから、早めにしておけば良かったと思った。仕事や新生活でバタバタしていて、後回しにしすぎた感が否めない。免許の住所変更も、数分で処理してくれたが、行くまでが時間がかかったという感じだ。住所変更に関して、ストレスに感じるのは、その他の銀行とかアマゾンとか楽天とか、そういう民間企業系だった。どこまで住所変更をしていくのか、というか、何を使っているのか、何に登録しているのか、それなりに多そうで、よくわからなくなる。ネットで変更できるのか、リアル店舗に行かなければならないのか、そんなことを考えてしまうから、僕の考えすぎる脳では、ちょっと負担過多だったのかもしれない。だから、僕以外の人は、そこまでストレスではないかもしれない。

 消耗品や生鮮食品などに関しては、割安なスーパーや薬局が近くにあるので、比較的買い溜めとかはしなくても大丈夫なところは、大切なことだと思った。だだ広いスペースが余っていたら、そんなに大切でもないかもしれないが。

 引っ越し後は、新生活でバタバタしているので、自炊にこだわらずに、冷凍食品やレトルト食品、カップラーメンなど、使っていったほうが、安定するように感じる。最初から完璧なことや理想を頑張りすぎないで、徐々に自分が考える生活に近づけていくほうが着実だと思う。あれもこれもよりも、ひとつずつ習慣化していくほうが、間違いないようだ。人間というのは、機械ではないから。焦らないでも、良くなっていくと思う。

 こうしてみると、やってみれば何とかなると思う。

 僕は、彼女と急に二人で暮らし始めたから、ほとんど準備という準備をしていなかったけれど、何とかなっている(と僕は思っている)。不安なこともたくさんあったように思えるけれど、それでも前に進めるし、行動しながら良くしていくこともできる。行動する前の不安のほうが怖かったように思える。まだ経験していないことに不安を感じるのは、人間らしい感情なのかもしれない。現実に起こっていることに対応するのは、あまり不安に感じない。それは、きっと、僕たちなら、こういうことを乗り越えられると思っているからだろう。そう思うと、まだ降りかかっていない未来のことも、その時になれば、同じように、二人で乗り越えていけることだと感じるのだろう。

 だから、何事もやってみて良いと思う。自分が選んだことに後悔しないように決めて、自分の意志で進んでいれば、何でもできるように思える。

 僕にとっての引っ越しは、今、現段階で、こんなふうに思う。

 参考になる人はいるだろうか。いないかもしれないが、数年後、数十年後の僕たちが見て、そんなこともあったね、と笑えるように、前に進んでいけたら良いと思う。

 

 

ひ。