好きと伝えるタイミング

 

 なかなか会えない分、言葉をたくさん言ったほうがいいらしい。

 なーちゃんのことを大好きだし、そのことを伝えることに違和感はないのだけれど、

 電話とかで毎日伝えるにはタイミングが難しい。

 電話をしていると、結構な割合で真面目な話をしている。

 そして、時間的にそろそろ電話を切るところまで、それは続く。

 そんな電話での会話に、

 好き

 という言葉をどのタイミングで挿入すればいいのだろう。

 

「あ、ちょっと待って!!」

 と言ってから

「好きだよ」

 と言ってみた。

 ふむ。。。

 なんだかへんてこだ。

 お互いに笑った。

 まぁ笑えるならいっか、と思う。

 どうやら、

「ちょっと待って」

 と言ったあとで、なーちゃんの反応を待つべきだったらしい。

「どうしたの?」とか「なに?」とか

 そんな言葉のあとで、

「なーちゃんのこと好きだよ」

 と返す感じが正しいらしい。

 むむ。。。

 なかなか奥が深いね。

 これは。。。

 手探りでいくしかない。

 なんだろう。

 もちろん、いつもらぶらぶな二人なのだが、

 四六時中らぶらぶな会話をしているわけでもない中で、

 どこで、気持ちを伝えることを入れていくのがスムーズなのだろう。

 これには、正解がなさそうだが、

 とりあえず、

 なーちゃんが楽しそうに笑っているから、

 個人的には正解ってことにしておこうと思う。

 

ひ。