あの頃と今。

何度離れても、どこか繋がっている。

そんなこと、あり得ない。

でも、私たちは、あの頃そんなだった。

そして、今も変わらず。

私たちがお互いを意識し始めたのは、いつからだったんだろう。

初めて離れた時?それとも?

ひーくんは、いつ私を好きと思いましたか?

そのお話はあまり聞いたことなかったな。

私はね。。

 

ふたりが最初に離れた時、私が高校生成り立てくらいで、ひーくんもまだ学生さんだった。

私は、毎日のように、ひーくんとSNSで会話をしていて、お互いその場所の常連さんだった。

私は、当時、ひーくんのお話がもっと聞きたくて、色々なお話を聞いていた。

そんな中、私がいなくなった。

私は病気で、連絡できなくなった。

弱っている時、誰にも会いたくなかった。

弱々しい私を見せたり、人を頼ることを、私は望んでいなかったから。

ただでさえ、病気のこともあり、周りに迷惑をかける存在だと自分を思っていたから、これ以上、なるべく誰かに迷惑をかけたくなかった。

体調が少しずつ戻り、元気になると、何ヶ月かぶりに、あの場所へと。私はSNSを開いた。

ひーくんは、変わらずに私とお話してくれた。覚えてくれていたことが、嬉しかったのを覚えている。

前にお話した時よりも、もっともっと沢山お話した。

ひーくんとお話する時間が、私にとって大切な時間になっていったのは、いつからだったんだろう。

ひーくんは、すごく優しい。

優しいけど、どこか悲しい。

仲良くなっても、ひーくんとの壁は、どこか厚くて。

私のことも、信じてはいないんだと感じていた。

私は、ひーくんに信じて欲しいと思ってしまった。

ひーくんからしたら、高校生の私は、無謀で、突拍子もない子供に映っていただろうか。

私は、ひーくんと過ごしていく中で、ひーくんのことを、信頼していた。信じていた。

あの頃の私は、まずは、自分が人を信じないと、大切な人にも信じてはもらえない。そんなおバカで、真っ直ぐな性格をしていたんだ。

真っ直ぐ過ぎるのは、きっと今も変わっていない。真っ直ぐで頑固で、どうしようもない。

お話が、脱線しちゃった。笑。

それでも、もちろん、誰彼構わず信頼したわけではなくて…。

でも、ひーくんのことは、本当に信頼していた。

私たちは、どこか似ている。でも、どこか似ていない。

私は、ひーくんに信じてもらえるよう、色々なことをした。

ひーくんが、無理だと思うこと全て、私はすぐにやって、ひーくんはその度に驚いた。

バカ正直な私は、誠意の見せ方がストレートすぎて、ひーくんには、おもしろいって言われていた。

ひーくんは、私にいつも、なちゃんはおもしろいね。って、笑いながら言う。

それが、私はなんだか嬉しかった。

少しずつ、ひーくんに近づけているような、そんな気がしたから。

優しさの笑顔じゃなくて、本心から、笑っていて欲しかったから。

ひーくんは、私にいつから、心を許してくれるようになりましたか?

そうして、2度目。

私は病気がまた悪くなり、姿を消した。

本当は、お話したかった。

でも、ひーくんの負担になりたくないし、私の大変なお話をするのは、絶対に嫌だった。

「俺に連絡が来る時は、何かあった時だ。」

そう言っていたから。

誤解もされたくなかったんだ。

ひーくんは、誰からも頼りにされていた。

そして、皆を頑張って助けていた。

周りの大切な人、全ての人を支えて、自分を擦り減らしながら、一生懸命助けていた。

普通じゃ抱えきれない程だった。

ひーくんは、優しい。

でも、誰がひーくんに優しくするんだろう。

誰が、ひーくんを助けるんだろう。

私なんかに、何か出来るなんて、おこがましくて、そんなことは、出来ないかもしれないけれど、でも、少しでも、なんでもいい、ひーくんを支えたい。役に立ちたい。

ひーくんを笑わせたい。幸せにしたい。

そう思っていました。

私はね、今もあの頃も、何かあったから、ひーくんとお話したかったわけじゃないんだ。

ただ、単純に。ひーくんと一緒に居たかったんだよ。ひーくんとお話したいから、そばに居たいから、ひーくんの元へ行ったんだよ。

よく、ひーくんは、人に対して、その人にとって、自分は役割があるからって言う。

私はひーくんに対して、役割とか考えたことないし、シンプルにずっと一緒に居たいだけだけれど、

強いて言うなら、生涯私と一緒にいるという、私と一緒に幸せになるという、大事な役割があるから、

これからもずっとずっと一緒にいてね。

これからは、ふたりなんだから、絶対に一人で抱え込んだりしないでね。

ひーくんの問題は、私の問題。

ひーくんのことは、私のこと。

どんな時も、何があっても一緒に考えて、一緒に頑張ろうね。

あの頃、私は自分が何か出来るなんて、おこがましいと思っていました。

でも、今は近くにいるから、関わって良いって言ってもらえてるから、遠慮なく、何でも一緒に頑張らせてもらうからね。

今は、堂々と言えるのが、本当に嬉しい。

私がひーくんを幸せにする。

私が誰よりもひーくんに優しくする。

何かあったら、私がひーくんを助ける。支える。

何があっても、どんな時も、ひーくんのそばにいる。

私の全てで、ひーくんを愛していくし、大切にする。

ずっと変わらない。

 

続きは、またいつか。

 

               なー。